マルックは『のんびり屋』のコーヒー職人。
笑顔で「いいよ!やろうか」と言うので、ためらわず猛暑の畑へ連れ出した。
はじめて「畝」(うね)というものを作る。
何のために?
よくわからないが、あの現状を見ると、何かやらざるを得なかった。
“腰”と“考え”は軽かったが・・・地球は重かった。
連日のように鍬(くわ)を振るう2人
すぐに「休憩しよう!」と声を上げる2人
それでも終には、手つかずの真ん中(6m×10m)を二重に囲う形で、畝は完成した。
ツラい畑仕事にもかかわらず、マルックはいつも満足気だった。
鳥の詩に耳をすまし、田舎のおいしい空気をしみじみと味わっていた。
マルックは『のんびり屋』のコーヒー職人。
ありがとう、マルック。
ようやく「また一からやり直しだ」という気分になってきたよ。
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