2010年07月25日

フマール農園 43. 広島を

C20090713畑.JPG
7月。
ひとり畑へ。
土手の草を刈った。小さなソバの花が咲いていた。
C20090706ソバの花.JPG C20090706おばさんの畑1.JPG
(去年と変わらないな)
となりのおばさんの畑を見るにつけ、僕は不安になる。
(普通のやり方でやればいいんじゃないか?)
コオロギとヘビが草の中にスルスルと消えていった。
土は1センチだけど黒々とよい感じになっている。
C20090706夏の雲.JPG C20090706天然のマルチ.JPG
(僕はこのまま種を蒔きつづけることができるだろうか?)
昨年と変わらない迷路をさまよう。
迷路も1度目よりも2度目がきつい。
(僕の方こそシンプルな予定調和を期待しているのかも知れない)
今回は山芋とミョウガとトマトしかできそうにない。

夜、川べりでビールを飲みながらマルックと話をした。
僕はこのとき初めて、チェ・ゲバラが広島に来たことを知った。
チェは「死んだように生きろ」と言ったという。
チェ・ゲバラ.jpg
僕はこんな小さなことをなんでウジウジ考えているのかと思った。
世界には問題が山積みで、そんな下を向いて休んでいる暇などない。
この道を歩きだした。
行く手にどんな困難があろうとも、たじろいでいる暇はない。
マルックは僕がただの変人で終わってしまうことを心配している。
そうかも知れない。
しかし、一見無意味に思えるこの回り道を、必要なものだったと、後から笑って話せるように。

「これからは広島を、広島の人を、愛していこう」
1959.07.25 エルネスト・ラファエル・ゲバラ・デ・ラ・セルナ

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posted by from_grassroots at 23:46| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする