2011年10月31日

マルックの喫茶店 4. マルックと秘密の部屋「夏搾り」

目の前に広がる散りばめられた無数の青い実を、僕はなぜだかとても愛おしい気持ちで眺めていた。
C20120804夏搾り.JPG

そんな僕の気持ちをよそに、フマールは青い実を口いっぱいに頬ばっている。
「今年の実は大きくって、甘酸っぱくって、とにかく最高!」
のんきなフマールがうらやましい・・・

僕も一粒口へと運ぶ。
「ほんとだ、美味しい」
夏をぎゆっと搾ったら、きっとこんな味がするんだろう。

目の冴えるような青空に、白い雲が浮かんでいた。
・・・
posted by from_grassroots at 23:38| 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする