2008年03月01日

フマール農園 1. 始まりの終わり

S20080327楠の種2.jpg     S20080327大楠2.jpg

1月。
今から一年くらい前、僕はおもむろにJAへ足を運んだ。
店内には一人の中年女性がいて、小さな農機具や肥料などが売られていた。

「クローバーの種はありますか?」

結局、僕は白クローバー、赤クローバー、アルファルファの種を1kgずつ注文した。
1週間ほどして届くとのことだった。

それから少年時代の友人を訪ねた。
「これから畑を作ろうと思う。君も一緒にやらないか?」

なぜ誘ったのか・・・“不思議な偶然”が後押ししていた。

「楠(くすのき)の種を探しに行こう」
僕は友人に告げ、一緒に楠木町へと向かった。

そこには樹齢500年の大楠があった。
空へとのびる姿に僕たちは息をのんだ。
落ちている小さな実を袋に詰めた。

・・・


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2008年06月05日

フマール農園 2. チョコボ

2月。
種の入った袋をゴソゴソさせながら、僕は友人にナウマンゾウの話をした。

今朝、新聞を読んでいると、「原宿でナウマンゾウの化石が発見された」という記事が出ていた。
どうやら2万年前までそこに住んでいたらしい。
当時の関東平野はどんな景色だったのだろう?
広々とした深い森を勝手に想像した。

ときどき奇妙な感覚に襲われる。
それは・・・“生き物がいる”という不思議。

200年前までマダガスカルにはチョコボみたいな巨大な鳥がいた。
日本の山には大神がいた。

そんな健全なモンスターが闊歩していた大地は、どんなに“をかし”な世界だったろう?
とはいえ、今でも、空にはツバメが、海にはジュゴンがいるじゃないか(笑)

そんな他愛もない話をしながら車を走らせた。

僕は、ナウマンゾウやチョコボの延長線上に、野菜や果物が育つのを見たかった。
人間の考えるものは、シンプルな予定調和であり、つまりは“すさまじい”。

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2008年06月26日

フマール農園 3. 花になる団子(シードボール)

3月。
小さな畑にクローバーの種を蒔いた。
「蒔き過ぎじゃないか?」と友人は言った。
畑の中だけでなく、周りにもたくさん蒔いた。

もうすぐ春を迎える。

ホームセンターで“野菜の種”を買い集めた。
近くの山で“粘土”を掘ってきた。

シードボールを作る・・・こんな日に限って雪が降った。

畑小屋で僕たちは、鼻水を垂らしながら、シードボール(種入り土団子)を作った。
とにかく量が多かった、長かった。
作業のツラさを紛らわすために大声で話をした。

その時は「ただ早く終わらせたい」だけの気持ちは、夜には湯気とともに天に消えた。

ありがとう。

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2008年07月20日

フマール農園 4. 種を蒔く

S20070321畑.jpg

3月。
冬の終わりのこの時期。
暖かい日と寒い日が交互にめぐり、草木の眠りをゆり覚まそうとする。
焦(あせ)った僕は、生乾きのままのシードボールを畑に蒔いた。

小気味よく耕された畑には、1本の雑草も見えなかった。

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2008年07月24日

フマール農園 5. 春分

3月そして4月。
種を蒔いて半月、ふたたび畑を訪れた。
春分を迎え、大地に温もりがそそぐ。
芽はまだ出ていない。

変わったことと言えば、小鳥が舞い降りて何かをついばんでいることだった。
ビーズよりも小さなクローバーの種にどうして気づいたのだろう?

畑を見回ると、崩れたシードボールが多くあり、種が丸見えになっていた。
「生乾きがまずかったかなぁ」
「こんなもんじゃない?雨、降ったし」
楽観的な友人の意見が、嬉しいような、腹立つような。

ともかく、たくさんの種を蒔いてただ見守る。
このことだけを繰り返そうと思った。

4月に入り、ようやく緑のうぶ毛が生えてきた。

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2008年08月22日

フマール農園 6. ラディッシュ

5月。
山は白いほどに萌え、息吹を燃やす輝きにあふれている。
生命のヴェールは田畑までも包み、境界など存在しないことを改めて知らされる。
日本で最も美しい季節。

さまざまな植物が生えてきた。
背の高いものは、ゆうに膝小僧(ひざこぞう)を越えている。

その中に赤い実があった。
「ラディッシュだ!」
(二十日大根というだけあって、本当に成長がはやい。)

こういう時、僕はまず友人に勧めることにしている。

即座に断られ、しかたなく自分で齧(かじ)ってみた。
瑞々(みずみず)しい歯ごたえ。
ほのかな酸味。
「自然の不思議なサラダなんだ!」

他にもあった。
一番目立っているのは、ジャガイモだ。
太陽めがけて元気いっぱい葉を広げている。

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2008年09月03日

フマール農園 7. 消えたジャガイモ

6月。
草花はいよいよ生い茂り、そのほとんどが膝丈を越えるようになった。
土手の雑草にいたっては腰が埋まるほどだ。
カエル、ヘビ、蟻、バッタ、てんとう虫、蝶々(てふてふ)など・・・生き物たちがたくさんいる。
この光景は、豊かな感じがして、僕を安心させた。

ところが・・・先日まであんなに勢いのあったジャガイモの葉っぱが見当たらない。
よく見ると、枯れている。
なぜ?
(地中のジャガイモは、当然にして極小だった。)

後に聞いた話では、「ジャガイモの葉は収穫前に枯れるもの」ということだった。
それにしても、早過ぎ、小さ過ぎた。
なぜ?

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2008年09月15日

フマール農園 8. 長い雨

6月そして7月。
梅雨に入ったのか、この頃よく雨が降るようになった。
畑のことが気になるが、体が重い。

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2008年10月12日

フマール農園 9. 実際のところ

8月。
夏の間、ほとんど畑を訪れなかった。

知らない間に、畑は藪(やぶ)になっていた。
2メートルの雑草(セイタカアワダチソウ、ヨモギ、牧草など)がびっしりと一帯を埋め尽くし、足を踏み入れることもできない。
「なんでも受け入れよう」と決めていたものの・・・やはりショックだった。

炎天下、2〜3時間かけて畑のすべてを刈った。
老いたセイタカアワダチソウは、木のように堅かった。
けたたましいエンジン音。舞うホコリと虫。
草払機をひたすら左右にスイングしながら、折り重なる草を見つめた。

畑の真ん中(6m×10m)は、刈りっぱなしのまま残すことにした。

それ以外のところは、草を土手に集め、トラクターで耕した。
春先と同じ何もない状態になった。

終わる頃には陽が暮れていた。
汗をびっしょりかいて、とても疲れたが、夕暮れの冷却がすがすがしかった。

「もう少し形にしないといけないな・・・」

ちょうど僕には頼もしい仲間ができたところだった。

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2008年10月30日

フマール農園 10. マルックと畝づくり

9月。
マルックは『のんびり屋』のコーヒー職人。
笑顔で「いいよ!やろうか」と言うので、ためらわず猛暑の畑へ連れ出した。

はじめて「畝」(うね)というものを作る。
何のために?
よくわからないが、あの現状を見ると、何かやらざるを得なかった。

“腰”と“考え”は軽かったが・・・地球は重かった。

連日のように鍬(くわ)を振るう2人
すぐに「休憩しよう!」と声を上げる2人

それでも終には、手つかずの真ん中(6m×10m)を二重に囲う形で、畝は完成した。

ツラい畑仕事にもかかわらず、マルックはいつも満足気だった。
鳥の詩に耳をすまし、田舎のおいしい空気をしみじみと味わっていた。
マルックは『のんびり屋』のコーヒー職人。

ありがとう、マルック。
ようやく「また一からやり直しだ」という気分になってきたよ。

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2008年11月17日

フマール農園 11. 夏のおさらい

9月。
春にあれほど蒔いたクローバーは1つも芽を出さず、かろうじてできたのは、“ウコン” “シソ” “里芋”だけ。
周りの人に話をすると、「そんなものは道端でも生える」と大笑いされた。

本来なら写真の1枚でも撮って、惨状だろうが何だろうが記録すべきだったが、それすらやる気が起きないほど先が見えなかった。

僕は何もかも知らなかった。
しかし、なぜか「知らないままやりたい」と思い、かつ結論を下すにはまだ早過ぎた。

「種を蒔きつづけよう」

畑の真ん中(6m×10m)には、こりもせずシードボールをばら蒔いた。
こしらえた畝には、“すじ蒔き”という普通のやり方を試してみた。

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2008年12月15日

フマール農園 12. 森の畑

10月。
大陸からの風に冷たさが差すようになった。
空が抜けて、隠れる場所がない。
蒔いた種はすぐに芽を出し、つぎつぎと生えてくる雑草を抜いてまわる作業に追われた。
(もちろん畑の真ん中(6m×10m)には手を付けていない。)

こつこつと畑に通う様子を見て、ノリおじさんが声をかけてきた。
「山でやってみるか?」

雨上がりの空に虹があらわれた。

“森のような畑”・・・そんなものが本当にあるのか?
野菜やフルーツはどのように混生し、あるいは混生しないのか?

子供のころ、川で釣った魚を食べたときのことを思い出した。
ピチピチと跳ねていた魚が、死んで焼けゆく様子。
白くなる瞳。こげ立つ香り。口の中に広がる肉の味。
いま思えば、自分一人で行った小さな儀式のようだった。
生きるということが、何も語ることなく、少年をつつんだ。

そのときの魚の味は、想像していたものと少し違っていた。
先入観の誤差(エラー)・・・千の言葉よりも無言の抱擁(ほうよう)を。

それにしても、ノリおじさんは、僕が「果樹を植えたい・・・」とこぼしていたのを、気に留めていてくれたのだろうか?
あるいはただ、「畑に木を植えられてはかなわない」と思ったのか?

いずれにせよ、雑木林では“キホーテな実験”がはじまった。

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2008年12月29日

フマール農園 13. 木を得たキコリザワ

11月そして12月。
若い雑木林はとても密生しており、なかなかどうして、入れない。
いかんせんマルックと僕では、獣道みたいなものを作るので精一杯だった。
それに・・・ゴリゴリゴリ、ゴリゴリゴリ・・・すぐに豆を挽く音が聞こえるのだった。

そんなある日。
並木道の居酒屋でキコリザワに会った。
“森の畑”の話にうなづいていたキコリザワは、手に持ったジンバックを飲み干した。
「今まで黙ってたけど、実はオレ、木樵りなんだ」
(ミュージシャンじゃなかったのか・・・)

ところが、山でのキコリザワの活躍にド肝を抜かれることになる。

まさに“水を得た魚”いや“木を得た木こり”。
キコリザワは形から入るタイプらしく、プロ仕様の最高級チェンソーを振り回していた。
バタバタと倒れる木を運ぶのが、僕たちの役目。
せっせと集めて、スペースは少しずつ広がっていった。

ひとしきり終える頃には、あったかいコーヒーが待っていた。
天に向かってみんなで白い息を吐いた。
ただ、楽しかった。

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2009年01月18日

フマール農園 14. 天の蔵(あめのくら)

1月そして2月3日「節分」。
いつからか僕たちは裏山のことを「おさびし山」と呼ぶようになった。
こんもりとした姿が、『ムーミン』に出てくる“おさびし山”に似ていたからだ。

冬が来ると、スナフキンはムーミン谷を去る。
キコリザワとマルックは、“雪ニモ負ケヌ丈夫ナカラダ”をしているけど、僕はしばしの冬眠を。
すると、いつの間にやら、こんなものが・・・

S20080127スタードーム4.jpg

「垂る竹に 豆の煎り香の 雪降れば 鬼なおさびし 天の蔵かな」

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2009年02月28日

フマール農園 15. ヤマノモノ

S20080422ヤマノモノ2.jpg

2月。
雪がとけ、ようやく山に入れるようになった。
中途半端に切り開かれた空間は、月面のウサギのように浮かび上がっていた。

林の中でゴソゴソしていると、近所の“ヒデじいさん”がやって来た。
「何をやっとるんじゃ」
質問に答えると、ヒデじいさんは言った。
「つまらんぞ、つまらん。ヤマノモノが来るだけじゃ」

ヤマノモノ??
ほどなくして僕たちはその正体を知ることになる。

ヤマノモノは柵に挟まっていた。
もはや息絶えており、瞳に白い膜がおおっていた。
ヒデじいさんはヤマノモノを柵から外すと、そのまま道端へ投げた。
よく見ると、片足がなくなっており、付け根から内臓がのぞいていた。

開いたキズ口を指差しながら、ヒデじいさんは各臓器の説明をした。
そして、“足と心臓が喰われて血抜きになっとる”と教えてくれた。

「食うか?」
ためらう僕たちを見て、ヒデじいさんは帰りはじめた。
思わず引き止めると、小さな背中がつぶやいた。

「ヤマノモノが持っていくじゃろうて・・・」

翌日、シカの死体は消えていた。

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2009年03月31日

フマール農園 16. 大人買い

3月。
S20080317始まりの空1.jpg   S20080321渓流.jpg
はじまりの空。 はじまりの森。

S20080428種.jpg   S20080321ミキサーと噴霧器.jpg
あっという間に春が来たので、僕は“100の種”と“コンクリートミキサー”を購入した。

S20080321霧吹き中1.jpg   S20080321粉末粘土.jpg
霧吹きとパウダー粘土をふりかける・・・

S20080317金平糖.jpg
シードボールのでき上がり!?(野菜のタネ入り金平糖)

S20080814粘土団子と舟.jpg   S20080321ばら撒き中1.jpg
広げて干して、山に、畑に、ばら蒔いた。

あとは野となれ、山となれ。

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2009年04月30日

フマール農園 17. よあけ、はたけ

C20080414畑.JPG

4月。
うれしさが込み上げてくる。
昨年とはまったく異なる春を迎えようとしている。

冬を越えてクローバーは畑一面に広がった。
大きなダイコンが2本と小松菜がすこし生えた。
これほどのことでも、春のまばゆさのせいか、とても嬉しかった。

そもそもクローバーは秋に蒔くものらしい。
ふしぎにも、耕して立てた畝には、クローバーは1本も生えなかった。
その代わりに、すじ蒔きした野菜たちがすくすくと育っていた。
S20080421そら豆.jpg
そら豆の花がキレイだね。

一方、山では・・・
そこかしこに小さな双葉が芽吹いていた。
S20080414芽.jpg

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2009年05月15日

フマール農園 18. キノコの山

C20090507きのこの山.JPG

5月。
すっかりその存在を忘れていた。
ホームセンターで買ったキノコの種。
叩き売り(200円)されていたのを、何の気なく山の木陰に投げておいた。

「なんだ?あれ」
ほほ〜、なかなか生(なま)いじゃないか・・・
S20080422キノコの山.jpg

「マルック、いつもコーヒーをありがとう。ボナぺティ!(さぁ召し上がれ)」
「自分で食べろ」
という流れで、そのまま様子を見ることにした。

ところが・・・次の週、キノコは跡形もなく消えていた。
ヤマノモノの仕業(しわざ)か!?
S20080508キノコの山1.jpg

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2009年05月31日

フマール農園 19. ショクジュ祭

S20080430柵.jpg

5月。
「もう大丈夫。柵を作ったから。柵を作ったんだから!
・・・え〜、秋ごろからぼちぼちやりまして、このほど完成の運びとなりました。
皆さまのご協力に心よりお礼申し上げます」 パチパチパチ
林の入り口で、僕はマルックとキコリザワに植樹祭の挨拶をした。
「つきましては、念願であったfriutree、果樹を植えたいと思います。
ヤマモモ、栗、お茶、はっさく、それと・・・とにかく、行こう!神々の待つところへ!」

植えてから数日して行くと、無残にもほとんどの果樹がなぎ倒されていた。
「誰だ!こんなひどいことするのは!」
ステンレスを編み込んであるはずの防獣ネットは、あまりにも簡単に食い破られていた。

イノシシはミミズを求めて土の臭いのする場所を掘り返すという。
オロオロする僕のそばで、マルックはひとり大笑いしていた。
「悪気はないみたいだよ」
「そっか、だったら良いんだけど・・・おめぇ、完全に他人事だろ」
つまるところ、柵を作り直すより他なかった。

不思議にもヤブキタ茶(普通のお茶)の木だけが丸ごと無くなっていた。
杜仲茶の木は無事だった。(わかる気はする・・・)

C20080508畑1.JPG
一方、畑の方は、とても穏やかに世界が流れていた。
ダイコンや小松菜が種を結んでいた。

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2009年06月15日

フマール農園 20. 太陽がいっぱい

C20080604畑.JPG

6月。
「虫、キライ」
そう言っていたトリシアも、ときどき畑に来るようになった。
もっとも彼女の目的は、近くのジェラート屋とそこにいるウサギだったけど・・・

ピンク色のジェラートを手にしたトリシアは、僕の畑をすこし見て言った。
「草ボウボウだから刈らないと」 「肥料もちゃんと上げなさい」
「ダメだよ。それが本当かどうか、試してるんだから」
融けかかったジェラートを舐めながら、トリシアは大声で叫んだ。
「ほったらかし畑ー!万田酵素ぶちまくよー」
白や赤のクローバーの花たちも微笑んでいるように見えた。

C20080604ゴボウ1.JPG C20080604ジャガイモ.JPG C20080604ブルーベリー.JPG

昨年、牧草の間に消えたジャガイモは、クローバーの中ですくすくと育っている。
ほとんど実を着けなかったブルーベリーは、緑肥のソファーで青い実を抱いている。

今年の夏はカーニバルだ。
太陽がいっぱいだ。

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